アスレティックトレーナー 関上寅之輔のブログ

スポーツ・健康・心と身体のコト

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意見


プロ野球ではイーグルスが優勝しました。

日本シリーズ最終戦は8回くらいからLIVEでテレビを見ることができたのですが、

九回のマー君の投球は感動的でしたね。


こじつけるわけではないのですが、

阪神淡路大震災の翌年にブルーウェーブが日本一。

イーグルスの優勝は11月3日で11.3。

あの3.11の東北太平洋沖地震の日にちをひっくりかえした数字です。

しかもカード的には11月2日のマー君の先発した第6戦の方がイーグルスの優勝する可能性は高かったと思うので、

シーズン24勝もして無敗だったマー君が負けて、

11月3日に優勝というのもなにか勘ぐってしまいます。


まあ、考えれば偶然のはんちゅうなんですが、

あんなにドラマチックな優勝の仕方を見てしまうと、

なにかこじつけたくなってしまう気持ちもあります。






マー君事田中投手は先発した第6戦で160球投げ、

最終戦で15球投げました。

プロ野球の世界ではありえないことです。


スポーツの本場のアメリカでは、

身体の専門家であるアスレティックトレーナー(AT)がコーチと同じように責任と権利を持っており、

ATがこの選手は試合には出せないと主張すればコーチですらその決定を翻せないと言う話をよく聞きます。

田中選手の身体の事を考えれば今回の起用方法は、

ATをはじめメディカルスタッフの視点で見ればNGとされるものであることは明白でした。


Facebook上では当然のことながら、

トレーナー業界に係っている方であるほど、

あの起用は無い。

田中選手が心配。

止めるべき。

という意見があったように感じます。


私もそれについて考えたのですが、

当初私の意見としては三つの考えがありました。

①田中選手のこれからを考え投げさせるべきではなかった。(否定)

②エンターテイメントであるプロスポーツとして感動的な試合であり、シリーズであり、シーズンになった。(肯定)

③結果を求められるプロスポーツで、戦略的に疲労し消耗した状態であっても田中投手が投げた方が勝つ確率が高かった(肯定)


特に③については、

田中投手の連投に否定的な専門家の方も同じ意見だったのではないかと感じます。

楽天の勝利数ランクは、

田中投手24勝

則本投手15勝

美馬投手6勝

といったように特に2位と3位以下の間には大きなギャップがあり、

先発とリリーフの技術的な違を考慮しても、

24勝、防御率1点台、勝率10割の投手に代わる選手はいないといっても良いでしょう。


経験的にも、

前日に一試合完投、160球の投球をしたとしても、

疲労で翌日に球速が130km台になるなどという事は考えにくく、

事実田中選手は連投の7戦で150kmの球速の投球をしていました。

乱暴に言えば実際あんまり変わらないんです。


また、

これも問題になっていますが、

高校野球ではこのような起用はほとんど日常茶飯事といえるでしょう。


心の中では高校野球では日常茶飯事なのに、

プロ野球ではまったくなくなることに違和感を感じていました。

プロではまったく無くなりますからね。


高校卒業と同時にプロになる選手は、

翌年まではバリバリ連投して、

プロになった年から全く連投しなくなる。

なんかな~と思っていたわけです。


また、

メジャーリーグでは、

先発投手は100球を目安に交代するのが普通ですが、

日本では田中投手のように一試合160球投げるのはそれほど珍しいことではないです。

それについて、日本の野球解説者の方は、

日本の先発完投型の投手は100球以上投げても大丈夫。

むしろ尻上がりに調子を上げる。

という事を言います。


やっているのは同じ野球なのに、

やる環境が違うだけでこんなにやっていることが違うのは、

どこか納得できない気持ちがあって、

田中選手の連投に否定的な意見の方に対して、

じゃあ高校野球の連投も止めればいいのでは?

と斜に構えてしまっていたところがあります。


だらだらまとまりが無い話になってしまいましたが、

結論は、

もしも自分がイーグルスのATだったとしたら、

田中投手の連投にNOと言えなかったであろうという事です。

そうかんがえていました。


自分がラグビーチームなどでATをしていて、

勝利のために選手を消耗させなければならないケースなどを経験していると、

やはり田中投手の起用について駄目だと言えない自分がいました。

まとまらないですがここまでが自分の意見というか考えていることです。





11.3のあと、

夜寝る前などにそんなことを結構考えていたのですが、

ひとつこれは真理かもなと感じる考えを思いつきました。

上の文章の中で、

高校野球がどうとか、

メジャーがどうとか書いていましたが、

大切なのは目の前の選手やチームに焦点をしぼることで、

逆に言えば自分の手の届く範囲のことしか語ることはできないという事です。


もうすこしいうと、

語るのはいいですがあまり生産性が無いという事。


自分が楽天のATだったら止めた方がよかったかなという事に少し傾いたこの数日間でした。

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| トレーナー・仕事・職業観 | 03:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

僕の持論は自身のブログでも取り上げてますが今の高校野球の投手の在り方については否定的です。詳しい内容はここでは省略しますが、なによりも将来性を考えてです。
それはプロの選手とて同じだと思っています。
事実、メジャーの投手寿命と日本の投手寿命には大きな差があるように思います。
が、それは価値観の違いで 長い間、選手としてやっていくのか エンターテイナーとしてその場、その時を演出するのか
どちらが良いとか悪いとかではなくプロとしての責任をどこに持つか?ですかね。
まぁでも、長い間エンターテイメントを供給することに越したこたぁないのですが。

| きみまろ | 2013/12/09 20:12 | URL |

きみまろさん

コメントありがとうございます。
今の野球が好きな人も、異を唱える人もいてそのバランスの手綱をとれる人なのか組織なのかが必要ですね。
より多くの人の支持を集めることが出来たほうが収益も上げられるはずなので、そこら辺抜け目無くできる人が表れるといいですね。

でも、自分がある程度お金を手に入れる事が出来る立場になったらいやでも私腹を肥やす方に行きそうだなとも感じるし。

そう考えると自分の手の届く範囲のことしかやらないのはやはりだめなんでしょうか。

| とらのすけ | 2014/02/28 22:09 | URL |















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