そういえばこいつ走ってっぞ!
小さい頃からずーっと気になっていたのですが、
走ってますよねこいつ。
非常口を示す「こいつ」走ってるんですよ。
上体の前傾具合や、
ストライドの広さ、
うでの振り一つをとっても走っているとしか思えません。
非難の際は、
焦らないで行動してください。
もちろん走らないでください。
世にいう【常識】も人間が作り出した事であって、
真実ではないので、
参考記事/現実と真実
日々アップデートするべきです。
震災時の初動対応でも今まで常識とされていた事が見直される風潮もあります。
例えば、
【地震が発生したら机の下に隠れる】
これは間違ってはいないのですが、
場合によっては机の下に隠れない方がよいと指摘される専門家もいます。
たとえば、
部屋の真ん中においてある机の下は天井の崩落に耐えられない。
背の低いタンスなどの家具の真横にうずくまる方が、
天井などの崩落の際スペースが出来やすく【いわゆる三角スペース】生存率が高い※①
また、
平屋の自宅や、
自宅の一階にいる際に小さい揺れ(余震)を感じた場合は、
即外へ出た方が良い(家の間取りなどにもよるが)。
という指摘もあります。
【地震の際はあわてて外に出ない】という常識もケースによるようです。
さらに、
そもそも机の耐久性自体に問題があるケースも大いに考えられます。
私自身、
先の3月11日、
落下したエアコンの吸気口によって、
粉々になった机を実際に見ています。
その壊れた机の下に隠れようとしたお客様を、
スタッフが安全な場所に誘導したという話も後から聞いており、
冷静なスタッフの判断を賞賛したい気持ちの反面、
あの机の下に人がいたらと思うとぞっとします。
また、
欧米では大の大人が机の下に隠れるという動作のみをトレーニングする習慣もあるそうです。※②
地震大国であるはずの日本ではあまり聞きません。
知識として知っておく事だけではなく、
いざというときに実際に行動に移せなければ何の意味も無い事を、
再認識しなければなりません。
確実に安全な方法論なんてものは今の段階ではありませんが、
結局大切のは、
実際に災害が発生した時にどのように行動するべきか、
各建物ごとにトレーニングしておくということです。
当たり前ですが【避難訓練】がたいせつです。
『KYT(危険予知トレーニング)』なんて言いますが、
各現場で、
ある意味『常識にとらわれず』、
どのような危険があるか考え、
その危険を準備段階で出来るだけ排除し、
実際に災害が起こった際の初動対応を訓練する事が大切です。
明らかに走っている「こいつ」を見て、
そんなことを考えました。
※①.②以前、災害時衝動対応についての本で読みましたが、出展となる書籍がどれなのか忘れてしまいました。参考までの情報として記事にさせていただきます。
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